中学校で不登校だった生徒さんが高校に進学する際、気になるのは出席日数ですが、実は出席日数が足りないことが理由で高校受験が出来ないということは決してありません。
出席日数がなくて、成績が出せない場合でも、その内容を申請すれば高校受験が可能です。不登校で中学に通えない生徒さんでも、行きたい高校を目標に勉強を続けていけば、行きたい高校を受験する事が出来るのです。
高認試験は、なんらかの事情で高校を卒業できなかった人の学習成果を適切に評価し、高校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。
2005年から受験対象者については、定時制・通信制だけでなく全日制の在学生についても受験が可能になりました。ですから、高校に籍を置きながら、何らかの理由で高校に通えない生徒さんでも、高認試験を受けることができるのです。
合格者は、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。大学・短大・専門学校に進学しない場合、履歴書上の最終学歴は「中学卒業」のままですが、高認合格を取得した後に、大学・短大・専門学校に進学する事によって、高認資格が生きるとともに、不登校もハンデにならないのです。