世界を変えるデザイン。
それは、不便や貧困に苦しんでいる人々の生活を良くするために生み出されるアイデアと良心の賜物。
そんな革新的な作品を集めて、2007年、アメリカのスミソニアン/クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館で開催された「残りの90%のためのデザイン」展。
本書はその記録であり、プロジェクトの実例カタログともなっている1冊です。
本書では、先駆的なプロジェクトの実例を豊富に紹介。
便利な道具や製品を使うことで作業効率が大幅に上がり、そこで得られる経済効果、デザインが担ってきた役割と今後の課題についても解説されています。
私たちの身近な「もの」はすべてデザインされている。
そこには、デザイナーや技術者たちの創意工夫がどれだけ盛り込まれているのか・・・
そんなことにも気づかされる1冊です。