子どもの「不登校」、どう受け止める?

 子どもが「不登校」という選択をしたとき、親はどう受け止めるべきなのでしょうか。

ある日Twitter上で見かけた「子どもが不登校になって良かったとどうしても思えない。いつかそんなふうに思える日が来るのだろうか」というツイート。子どもが不登校になったことを、前向きに受け止めることができない自分を責めているようなつぶやきでした。

 不登校になって良かったと思える日なんか来なくて良いと思います。少なくともこのブログを書いている私は、自分が不登校になって良かったなんて思ったことは一度もないです。

 世の中には「不登校になったことをポジティブに捉えなければならない」という思想が一部にあって、不登校になったことをポジティブに捉えられない自分を責める、というような構図があるようです。

 もちろん、どんな経験にも価値はあります。交通事故に遭って複雑骨折して入院するという経験を通して何かを学ぶこともあるかもしれません。けれど交通事故に遭うよりは遭わない方がいい。まして、不登校なんて大抵の場合、交通事故よりよほど深刻な問題なのです。

 また、子どもが不登校になったときに、親が絶望してもうおしまいだと嘆いているような状況もよくないことであるのも事実です。本人からすれば、自分がなぜ学校に行けなくなったのかもよくわからず、解決の糸口もつかめず、将来への展望も見えない状況で、親が自分以上に不安がっていたのでは逃げ場がありません。

 ですから親は、子どもの前で必要以上にネガティブにならない方がよく、また無理にポジティブに考えようとする必要もないのです。

広がる可能性に複数の選択肢をもつ

 ではどうすれば良いのか。

 将来に向けた選択肢を、複数考えるようにしましょう。

 たとえば今、中2で不登校の子どもがいるとします。この場合、選択肢の一つは、現在在籍している中学校に戻ることです。それが難しかった場合、中学までTOS高等学院中等部などのフリースクール対応で卒業し、その後できれば全日型の、いわゆる「普通の学校」に進学する選択肢。それができない場合には通信制高校などの選択肢が出てきます。高校の勉強は一人で進めるのはなかなか難しいので、TOS高等学院のようなサポート校で各々のペースと実力に合わせた勉強方法を選ぶのも効率的でしょう。高校の卒業も難しければ、高卒認定試験を受ける選択肢や、中卒で働くということも選択肢としてあり得ます。

 それぞれの選択肢において、できるだけ具体的なイメージを持つことが重要です。「これがだめでもこの道がある」、「選択肢がある」ということを知っていれば、心にゆとりが生まれます。選択肢は100%の正解を選ぶためにあるのではなく、将来の展望について可能な限り余裕のある気持ちで向き合うために検討するのです。

 「不登校」という事実で、まるでレールから外れたような不安や焦りがたとえ生まれたとしても。常に今の状況からどんな未来を描くことができるのかを考えていくこと、またそれにはその子どもの個性や感性や得意性を活かしていける道を描けるとなお良いです。正解なんてない、みんな同じだから正しいとは限らない。子どもと一緒にどんな可能性があるのか、具体的なイメージを描いていきましょう。

 考えることに疲れたら、一休みしてもいいのです。子どもも親も、「こうあるべき」「ならなきゃいけない」にとらわれることなく、過ごすことができるように。TOS高等学院は子どもと家庭に寄り添い、選択肢と可能性を広げるお手伝いをしています。